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熊川哲也のバレエに対する思いはワールドワイドにすると世界へ!

投稿日:2018-04-22 更新日:

日本を代表とする、男性バレエダンサーの一人に、熊川哲也さんがあげられます。

これまで熊川哲也さんの世界観を忠実に表現してきた、プリンシパルの浅川紫織(あさかわ しおり)さんが引退を表明したことから、2018年は一つの転換期になり得るように思いました。

【熊川哲也のワールドワイド】

元、バレエダンサーで現在はKバレエカンパニーを運営している、熊川哲也さんは2018年6月に「クオレパトラ」を公演します。

クオレパトラはできる限り史実に従って表現することにしたそうです。

クオレパトラはこれまでにバレエで表現されることがありませんでした。

その理由にはクオレパトラには音楽がないことです。

エジプトの古典にあるクオレパトラは、今から約2070年前に存在されたかも知れない人物。

ピラミッドや壁画に描かれている絵面から史実を紐解いた歴史が、私達の知るクオレパトラとなります。

古代に存在したとされるクオレパトラには誰も会った事がないので、表現するにはオリジナリティが求められることから、ゼロから作っていく楽しさと難しさがあることを熊川哲也さんが語っています。

また、クオレパトラをバレエで表現する難しさはセリフがないこともあげられるようです。

バレエは身体一つで表現する芸術であることから、身体一つで悲しみも喜びも表現していきます。

熊川哲也さんは、演出するにあたって、音楽の選曲に統一感をもたせるために、カールニールセンの曲でいくと決めるまでにも悩んだことをあきらかにしています。

舞台装置はシンプルさを大切にしたそうです。

舞台美術のダニエルとは、何度も意見を出し合いながら作り上げたと言います。

苦労した箇所はナイル川の舟で、舞台の中で舟とわかるようにすることが難しかったそうです。

美しいアーチの形で舟に見せたという場面は、見る人を惹きつけます。

また、ピラミッドの象徴でもある、階段がある場面では勇ましいエジプトの衣装を着たダンサーが表現していきます。

2018年が最後となるプリンシパル浅川紫織(あさかわ しおり)さんのバレエが楽しみですね。

「ワールドワイド」とは、全世界へ!という意味があることから、日本人の熊川哲也さんが主宰する「Kバレエカンパニー」が世界へ飛び立つ日が来ることを期待しちゃいます。

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【Kバレエカンパニーとは】

熊川哲也さんがバレエダンサーを引退したあと、「Kバレエカンパニー」の立ち上げました。

バレエ古典の作品を中心に取り組み、プロデュースから経営までのすべてを自分で行っているようです。

世界のバレエ界で活躍してきた熊川哲也さんだからできることにこだわった作品の制作は、振り付けから、音楽、衣装、装置、宣伝、舞台の映像などの全般に自分なりのスタイルを貫いていることが語られています。

また、「Kバレエカンパニー」では、日本では唯一、オーケストラを持つことで知られています。

熊川哲也さんは聴覚にも、優れていることから、オーケストラで奏でられている楽器の音源や、小さな音色まできちんと聞き分けていて、その中からインスピレーションを得て、振り付けに活かしていくそうです。

ダンスは音楽がないと踊ることができないので、耳が鍛えられることはプロの証なのでしょう。

【熊川哲也はハイブリットな表現者】

「Kバレエカンパニー」を立ち上げる際に、日本の才能を秘めたバレエダンサーを少しでも多く見出したいという情熱を持ち、バレエスクールを開校したと言います。

熊川哲也さんは、世界で活躍してきたトップバレエダンサーとしてこのように語っています。

「バレエは、肉体表現のため、若さゆえできることはある」

「また、フィギュアスケートのように点数がない芸術」

と語っていることから、若さとはどういうことに使うべきなのかを理解していることがわかります。

熊川哲也さんに見出されたバレエダンサーは、志なかばでケガをしたり、引退を考えることがあったとしても、人間的に成長を遂げ続ける力を蓄えられる力量を養っているように感じました。

後進の育成をすることは、熊川哲也さんの年代とは違う感覚を持つ若い世代を見出して育てることにありますが、古典バレエという共通でありながらも、違う世界観を持つ若い感性を取り入れることは、一般の企業では怖さを感じ、保守的になってしまいます。

熊川哲也さんは、世界中のトップダンサーと関わる中で、この感覚の違いをバレエ舞台に統一感を出し、作り上げることの素晴らしさを経験してきたからこそできるのかも知れません。

常に世界でワールドワイドにトップを走り続けた強さを感じます。

【生い立ち】

北海道出身の熊川哲也さんは、10歳の時に、いとこの高橋宏尚(たかはし ひろなお)さん(現在バレエダンサー)に影響されたことから、バレエを習い始めたそうです。

中学生の(14歳)時に、札幌に世界的に有名なバレエ教師のハンス先生に見出されたことがきっかけとなり、15歳で、イギリスのロイヤルバレエ学校のアッパークラスに留学することができました。

在学中に第17回、ローザンヌ国際バレエコンクールに出場して、日本人で初めての金メダルを受賞すると、フランスのパリではヨーロピアン・ヤングダンサーズ・オブ・ザ・イヤーにイギリス人代表として出場して金賞を獲得しています。

当時の日本では、海外への留学と言えば語学留学がメジャーでしたが日本人が海外へ出ていくことは少ない時代でした。

その中でも海外の文化であるバレエの世界に留学を決めたことが報道された時は、まだ日本人が足を踏み入れたことがない、海外の文化の古典バレエの世界へ、留学することを決めた熊川哲也さんとご両親に、高貴な目を向けられたことを覚えています。

そのような理由から、「ゴールドメダル」受賞というニュースは、世界中を駆け巡り、日本からトップダンサーが現れたことに将来を期待され、世界中から注目されるようになりました。

1989年に、イギリスのロイヤル・バレエ団にアジアで初めて熊川哲也さんが入団すると、バレエ団では最年少(17歳)でソリストに選ばれました。

ソリストとは、音楽における「ソロ」のことで、単独の演奏者によって演奏される楽曲の部分や、楽曲の中で合間に演奏される独立したパートをソリストと呼びます。

1993年にプリンシパルに昇格すると、熊川哲也さんの身体能力を活かされたジャンプした時の滞空時間の長い跳躍と、切れのある回転がバレエ界で高い評価を得るようになっていきました。

1998年に約10年間、所属したバレエ団を退団すると、翌年から日本で「Kバレエカンパニー」を立ち上げています。

2018年、プリンシパルの浅川紫織さんが引退を表明ました。

ゼロから作り上げたクオレパトラを世界でも評価されると良いですね。

プロフィール

名前 熊川 哲也(くまかわ てつや)

生年月日 1972年3月5日

既婚者

出身地 北海道

職業 バレエダンサー、演出家、振付師

所属 Kバレエカンパニー主宰しています。

最後まで読んで下さってありがとうございました。

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こんにちは りおさです。 サイト名「SALON DE RIOSA」はりおさの趣味の部屋です。普段はアトリエで物を作っています。ブログは子供の頃からプロフィールを収集することが好きだったので始めました。周囲にリサーチしていると「りおさの時間を短くしてリオサーチ」と呼ばれるようになったのが始まりです。 いろいろな世代の人が年齢や性別を気にせずに会話が弾んだら楽しいとおもったことがはじまりでした。 このサイトを訪れたあなたにとって、お気に入りのカフェにいるような、気軽な雰囲気でリラックスした時間を過ごしてほしいという思いを込めました。

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